文鎮復旧手順(WZR-HP-AG300H)
Buffalo WZR-HP-AG300Hのファームウェアの更新、設定ミスなどによりTelnetやSSHなどで接続不可な文鎮状態の復旧手順になります。
※ブートローダの機能を利用し復旧を行う手順になる為、ハードウェアの問題、ブートローダの問題が発生している場合、復旧できない可能性があります。また、この手順は復旧を保障するモノではありません。
本手順は、復旧用作業端末環境をUbuntu 10.04.4 LTS環境で記述しています。環境によりTFTPコマンドが異なる可能性があります。また、WindowsではARP登録タイミングが難しく、仮想環境でもかまいませんのでLinux環境をご用意する事をお勧め致します。
復旧手順
-
純正ファームウェアをBuffaloのサイトから入手します。
- ダウンロードしたファイルを解凍すると、wzrhpag300h-<バージョン番号>のファイルが含まれていますので、このファイルを利用します。
-
WZR-HP-AG300HのLAN側ポートと作業PCを接続し、作業PCのIPアドレスを192.168.11.2/24に設定します。
この様な指定でも問題ありません。
# ifconfig eth0:1 192.168.11.2 -
WZR-HP-AG300HのMACアドレスを静的に登録します。WZR-HP-AG300Hは復旧時192.168.11.1を利用します。
※MACアドレスは、実機のMACアドレスではなく、仮想MACアドレス(02:aa:bb:cc:dd:20)になります。。
# arp -s 192.168.11.1 02:aa:bb:cc:dd:20 -
TFTP転送で復旧を行います。
WZR-HP-AG300H起動タイミングは、putコマンドを打つ数秒前になります。一呼吸置いて実行すると転送が始まります。
※タイミングが合わなかった場合、タイムアウトが発生します。
# tftp
tftp> connect 192.168.11.1
tftp> binary
tftp> put wzrhpag300h-172
Send xxxxxxx bytes in 14.3 seconds -
WZR-HP-AG300HのDIAG LEDが消え、NICがリンクアップし、DHCPでIPを配布し始めるまで待ちます。
※DIAG LEDが点滅、点等している時点で電源を切るなどした場合、完全に文鎮となる危険があります。 -
http://192.168.11.1/ でBuffalo純正管理画面が起動できれば復旧完了になります。
- では良きWZR-HP-AG300Hハッキングライフをお愉しみ下さい。