文鎮復旧手順(WHR-G301N)

Buffalo WHR-G301Nのファームウェアの更新、設定ミスなどによりTelnetやSSHなどで接続不可な文鎮状態の復旧手順になります。

※ブートローダの機能を利用し復旧を行う手順になる為、ハードウェアの問題、ブートローダの問題が発生している場合、復旧できない可能性があります。また、この手順は復旧を保障するモノではありません。

 

本手順は、復旧用作業端末環境をUbuntu 10.04.4 LTS環境で記述しています。環境によりTFTPコマンドが異なる可能性があります。また、WindowsではARP登録タイミングが難しく、仮想環境でもかまいませんのでLinux環境をご用意する事をお勧め致します。

復旧手順

  1. 純正ファームウェアをBuffaloのサイトから入手します。
    1. ダウンロードしたファイルを解凍すると、whrg301n-<バージョン番号>のファイルが含まれていますので、このファイルを利用します。
  2. WHR-G301NのLAN側ポートと作業PCを接続し、作業PCのIPアドレスを192.168.11.2/24に設定します。
    この様な指定でも問題ありません。
    # ifconfig eth0:1 192.168.11.2
  3. WHR-G301NのMACアドレスを静的に登録します。WHR-G301Nは復旧時192.168.11.1を利用します。
    ※MACアドレスは、本体裏に張ってあるシールに記載されているSSIDと同じとなります。
    # arp -s 192.168.11.1 10:6f:3f:00:00:00
  4. TFTP転送で復旧を行います。
    WHR-G301N起動タイミングは、putコマンドを打つ数秒前になります。一呼吸置いて実行すると転送が始まります。
    ※タイミングが合わなかった場合、タイムアウトが発生します。
    # tftp
    tftp> connect 192.168.11.1
    tftp> binary
    tftp> put whrg301n-182
    Send 3678456 bytes in 14.3 seconds
  5. WHR-G301NのDIAG LEDが消え、NICがリンクアップし、DHCPでIPを配布し始めるまで待ちます。
    ※DIAG LEDが点滅、点等している時点で電源を切るなどした場合、完全に文鎮となる危険があります。
  6. http://192.168.11.1/ でBuffalo純正管理画面が起動できれば復旧完了になります。
     
  7. では良きWHR-G301Nハッキングライフをお愉しみ下さい。